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山小屋にて…


ある冬山で4人の登山サークルのメンバーが遭難してしまった。
道に迷ってしまった彼らは吹雪の中をあてもなくさまよい歩いていた。
しかし一軒の山小屋を見つけて命からがらころがりこんだ。
小屋はもう誰も使った居る気配はなく、吹雪を避けることだけは出来るようだが暖を取るものが何もなかった。
吹雪から逃れられたが、こんなところで眠ってしまえば凍死してしまうかもしれない。

そこで一人の部員が眠らない工夫を考えた。
彼の考えとは
まず部屋の四隅に一人ずつが立ち、最初の一人目が壁沿いに角まで走る。
そして角にいる二人目の人間にタッチする・・そして二人目が角まで走り三人目へ・・・
というものだった。こうすることで眠らないし、体を温める運動にもなる。
彼らはこの運動を朝まで繰り返した。

そして彼らは無事に小屋を訪れた救助隊によって救助された。
大学へ戻った彼らは他の部員達にこの日のことを報告した。

だが話を聞いた部員は不思議そうに彼らに尋ねた。
「その話おかしくないか?だって、四隅に立って運動を始めるだろ。
 四人目が走っていった角には誰も居ないんだぜ。そこで運動は終わらないか?」

救出された四人は背筋が凍った。あの運動は一度も止まることがなかったのだ。
もしかしているはずのない五人目が・・・



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2018-07-22 19:01 : 怖い話 : コメント : 0 :
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